【IoT用語集】介護ロボットとは?

【IoT用語集】介護ロボットとは?

IoT用語集】介護ロボット – 記事

はじめに

介護ロボットとは、被介護者を援助してケアする人のストレス軽減が目的の機械です。大きく分類すると3種類に分けられます。

  • 介護援助型
    乗り降り、移動、お風呂、排泄等の仕事を行う機械です。
    被介護者の乗り降り、移動、お風呂等の援助は、体力が必要で腰痛等の身体的ストレスが問題になっています。介護援助型の機械は、これらの仕事のストレスを軽くする役割を果たしています。

  • 自立援助型
    歩行、リハビリ、食事、読書等の被介護者の自立を援助する機械が、自立援助型です。

  • コミュニケーション・セキュリティ
    被介護者と会話や触れ合うことで精神的ストレスの発散を目的とする機械です。また、介護施設で被介護者などを見守る目的もあります。

介護ロボットの歴史と現状

歴史は浅く、2010年代に注目され始めました。少子高齢化によって手助けが必要な高齢者の増加、それに対しての介護職員の人材不足が悪化し、その問題に解決するロボットに関心が寄せられています。

2012年、国が介護ロボットの発展に取り組みことを発表しました。開発するメーカーへの援助や介護施設に取り入れる際の援助金制度を整え、現場の要望に合った介護ロボットの取り入れを進めています。

開発は進み始めたものの、現場での採納はまだまだ進んでいません。

進んでいない原因としては、介護ロボットが完全にケアする人の仕事すべてを助けるまでには至っておらず、まだまだ実用的ではないのが理由です。

現場での実用化はまだまだ先でさらなる発展が必要です。

介護ロボットの重点開発分野とは?

国は介護ロボット発展のために援助していますが、重要な分野として以下の13項目の重点開発分野を策定しています。

乗降介助

  • 装着型
    装着するタイプで、被介助者を乗降を助ける機械です。
  • 非装着型
    非装着タイプで、抱え上げ動作の助けを行う機械です。

移動援助

  • 屋外用
    外出の助けを行い、荷物などを安全に運搬し、転倒を予防し歩行を助ける機械です。
  • 屋内用
    屋内での立ち座りや移動を助け、トイレ内での排泄を助ける機械です。

排泄援助

  • 位置調整可能な排泄機械
    排泄物の処理を自動的に行い、設置位置が調整可能な機械です。
  • 排泄予測
    排泄の時間を予測し、適切なタイミングで被介助者をトイレに誘導する機械です。
  • トイレ内動作援助
    トイレ内での下着の脱着や排泄の動作を援助する機械です。

認知症の方の見守り

  • 介護施設用
    介護施設にて円滑に活用するために、被介護者を管理する機械です。
  • 在宅介護用
    在宅介護にて円滑に活用するために、被介護者を管理する機械です。
  • コミュニケーション
    被介護者との会話やふれあいを通して、被介護者の心理的ストレスを軽減する機械です。

入浴援助
浴槽に出入りする際の一連の動作を助ける機械です。

作業援助
作業に伴う情報を収集、蓄積して、それをもとに介護の仕事を効率化することを援助する機械です。

介護ロボットの長所

介護ロボットの長所には、以下の点があります。

  • 介護のストレス軽減
    被介護者は、体重があるため援助するにはかなりの身体的ストレスがあります。介護ロボットを使用するとケアする人のストレスを軽減することができます。

  • 被介護者のストレス軽減
    被介護者にとって排泄援助などケアする人に対しての心理的ストレスがあります。排泄処理などは、介護ロボットが自動的に処理することで被介護者の心理的ストレスが軽減されます。

  • 人材不足の解決
    介護ロボット取り入れて仕事の効率が上がれば、人材不足の解決や人件費の削減につながります。

介護ロボットの短所

2018年では以下の短所があり、普及のためには以下の短所を解決する必要があります。

  • 値段が高い
    まだまだ普及していないので2018年では、まだ値段が高いのが問題です。
    介護ロボットを設置する対費用効果が不明瞭なのが現状で取り入れが遅れています。

  • 介護ロボットを動かすのに熟練を要する
    介護ロボットは設置するだけでは効果はなく、援助者が動かし方を理解しないと有効活用できません。

    しかし、介護ロボットの操作が複雑で使いこなせないという問題があります。

  • 設置場所の問題
    介護ロボットには、大きい機械もあり設置場所が必要な場合があります。

    介護ロボットは一つの仕事しかできないのでいくつかの仕事を行って介護するには、多くの介護ロボットを使用する必要があり、設置場所の確保が困難になります。

まとめ

介護ロボットは、援助者の仕事量の軽減、被介護者のストレス軽減のために使用される機械などです。2012年あたりから重要性が指摘され、国は採納を進めていますが、値段が高い等の理由でなかなか普及は進んでいません。

少子高齢化の影響で高齢者の増加、介護職員の人材不足が悪化し、介護ロボットのさらなる進歩、介護施設へのさらなる普及が求められています。

【IoTレポート】次世代スマートファクトリー:産業用ロボット、IIoT、3D印刷、高度なデータ管理 世界のIoTに関するレポート公開中