【IoT用語集】ミドルウェアとは?

IoT用語集】ミドルウェア – 記事

はじめに

ミドルウェアとは、WindowsやMac等のOSとそのOSの上で実行されるアプリとの中間のソフトウェアのことです。ミドルウェアは、特定の分野のアプリに対してその特定の分野でよく使用する機能をまとめ、アプリに提供します。

アプリは、ミドルウェアを仲介することでOSやハードウェアの違いを気にすることなく、効率的な開発を行うことができます。

よく知られているミドルウェアは、Apache、IISのWebサーバー、Oracle、MySQLのデータベースサーバーがあります。Java、C++のプログラミング言語、NET Framework、Ruby on Railsのフレームワーク、Unity、Cocos2d-xのゲームエンジンもミドルウェアの一種と言えます。

例えば、WordPressでブログを始めることを考えてみます。WordPressはアプリですが、WordPressはそれ単体では動かず、WebサーバーのApache、データベースサーバーのMySQL、プログラミング言語のPHPが必要です。

これらApache、MySQL、PHPは、OSとアプリとの処理を仲介するミドルウェアになります。

ミドルウェアの主要な機能

ミドルウェアの主要な機能を挙げます。

データベース管理(DBMS)
OracleやMySQL、データベースを管理する機能です。データの管理、データの不正アクセスを防ぐセキュリティー、障害発生時に復旧を行う機能を持っています。

通信管理
TCP/IPドライバー、Wi-Fiドライバー、Bluetoothドライバーの通信管理を行います。異なるOS、ハードウェア間の通信の制御を行います。

ソフトウェア開発支援ツール
アプリの開発を支援する機能です。C言語、Javaを実行するために必要なコンパイラー、インタープリターや、VisualStadio、Xcode等の統合開発環境、設計を支援するCASEツールがあります。

運用管理ツール
ネットワーク上のシステムであるシステムの安定稼働のためにシステム上のPC、サーバー、プリンターシステムで使用されているハードウェアを管理する機能です。

ミドルウェアの歴史

ミドルウェアが現れたのは、1960年代のことです。データを管理するためのツールが誕生したのが、ミドルウェアの始まりだと言われています。その後1979年に代表的なDBMSのOracleが誕生し、DBMSの分野でミドルウェアが広がり、主にメインフレームやミニコンピュータと中心に発展しました。

1990年代にWindowsが発売され、インターネットが登場し、ソフトウェア開発支援ツール、通信管理の機能を備えたミドルウェアが登場しました。

また、ネットワーク上でシステムが構築されることが多くなり、システム安定稼働のための運用管理の機能を備えたミドルウェアが普及しました。

今後ミドルウェアはどうなるのか?

ミドルウェアは、ビックデータ等、データの活用の需要拡大、クラウドの活用による開発の効率化の要因で今後ミドルウェアは、ますます重要度が増していくと考えられています。

また、今後重要になってくるAIIoTの分野でもミドルウェアは、重要になってきており、ミドルウェアは、将来ますます重要性が増します。

ミドルウェアを開発するには?

ミドルウェアを開発するには、ミドルウェア開発者となり、ミドルウェアを開発します。ミドルウェア開発者とは、ミドルウェアを主に開発するエンジニアです。

ビックデータ、クラウド、AI、IoTの技術の重要性が増すことにより、ミドルウェアを開発するミドルウェア開発者の需要も高くなっており、ミドルウェア開発者の重要度も増しています。

ミドルウェア開発者は、どのプラットフォームでも動作するミドルウェアを開発するためOS、ハードウェア、アプリ等、多岐にわたる知識が求められます。

常に高い技術力が求められ、ミドルウェア開発者を続けていくには、ITで様々な分野の知識を常に勉強して身に付けていく必要があります。

まとめ

ミドルウェアとは、OSとアプリ間にあるソフトウェアである分野で必要な機能をまとめてアプリに提供することで効率的な開発ができるようになります。

またアプリ開発時にミドルウェアを利用することで、OSやハードウェアの違いを吸収して、開発することができます。

ミドルウェアの機能は、データベース管理、通信管理、ソフトウェア開発支援、運用管理の機能があり、ソフトウェア開発にとってミドルウェアは欠かせないものとなりました。

ビックデータ等、データの活用の需要拡大、クラウドの活用、さらにAIやIoTの分野での重要性が増しており、今後もミドルウェアの重要性はますます増していくと思われます。