【日本海外事例集】車両の認識技術は、道路脇の新しい広告を過熱させる

ハイブリッドクラウドストレージプロバイダーであるCloudian,Inc.は、東京で新しいテクノロジ対応の路傍デジタル広告プロジェクトを発表しました。

Cloudian、電通、インテルが率いるこのプロジェクトは、実証実験の枠を越えて、人工知能AI)ベースの車両の認識技術を採用しています。

CloudianのHyperStoreオブジェクトストレージとディープラーニング技術によって、広告主が自動車メーカーとモデルに基づいてドライバーに関連するディスプレイ広告の表示が可能となります。

この取り組みは現在、六本木にある1つのスマートな広告掲示板に実装されており、2017年には都内の他の地域にも展開を予定しています。

ターゲットとなる道路脇の広告

CloudianのHyperStore搭載システムは、「特徴抽出(feature extraction)」と呼ばれる交通パターンやその量を使用して動作します。システムは、300以上のユニークな車種とモデルを認識することができます。車両を特定すると、その車両に接続されているスマートな広告掲示板は、関連する画像を選択して、わずか0.5秒でドライバにパーソナライズされた広告を表示することができます。

広告は、スポンサーによって設定された要件に基づいて、特定の車両に対して選択されます。例えば、飲み物会社がスポンサーの場合は、遠距離を走行するトラック運転手にコーヒーやエネルギードリンクを表示するなど、対象とする乗り物を検出したときに、データベースからその製品の画像を選択します。重要なのは、プライバシーの観点から、車両の写真を保管しないことです。

オブジェクトストレージのパワー

広告主にとってのメリットはこの例では明白ですが、この技術によって問題はないでしょうか?運転手やその乗客を特定するにはどれくらい時間がかかるか、この広告によってプライバシーは侵されないかなど。

Cloudianには、まだプライバシーの侵害などの問題への対応は考えていないようです。代わりに、渋滞の問題に役立つ可能性のある車の差別化や既存の交通カメラを通じて交通量調査を実施する可能性があると示唆しました。また、Cloudianは、免許証の認定を受けて安全性とセキュリティのための道路監視プロジェクトにこのソリューションを使用できると述べました。これが何をするのかははっきりしていませんが、たとえば、盗まれた車を特定することなどでしょう。

ビッグデータ革命の一環か

CloudianのCEOであるMike Tso氏は、次のように述べています。「このテクノロジは、Cloudianのオブジェクトストレージが機械学習などのデータ集約型アプリケーションの経済に革命をもたらし、これからのソリューションを提供することを示しています。

「世界のデータは指数関数的に増加しており、IoT機械学習技術が勢いを増すにつれて加速する傾向にあります。Cloudianは、世界のデータを活用して、企業や消費者にとって強力な新しいエクスペリエンスを作り出そうと努力しています。

ますます多くのデバイスがインターネットに接続されているため、今後スマートな広告の機会も増えるでしょう。

ある調査では、米国の消費者の62%が、コネクティッドカー、スマートテレビ、フィットネストラッカーなどの少なくとも1つのIoTデバイスを所有しており、そのうち約3分の2がそのようなデバイスから広告を受け取りたいと話しているとのことです。

IABの執行副社長兼最高執行責任者(COO)のパトリック・ドーラン氏は、Cloudianの技術は純粋なIoTデバイスをターゲットとしていないですが、現在消費者のIoTデバイスに対する親密性はとても高まっています。また、コネクティッドカーが主流になると、この種の広告をさらに受け入れやすくなるでしょう。そうなると車内で表示される広告も当たり前のようになるでしょう!

原文はこちら: Vehicle recognition technology drives targeted roadside advertising

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