【動画】LPWA(低電力広域)ネットワーク技術の比較

この動画では、DIGI InternationalのCTO、Joel YoungがLPWAN(低力・広範囲ネットワーク)のテクノロジーについて触れ、種々のテクノロジーを比較・検討しています。

この動画は投稿者によって削除されたため、内容をアーカイブとして掲載しております。

皆さん、こんにちは。私はJoel Young、DIGI InternationalのCTOを務めています。
私たちのお客様の多くは、低力で広範なネットワークテクノロジーやLPWAタイプのテクノロージーについて疑問を抱いているようです。
そこで、いま世界で何が起きているかについて、少しお話しさせていただきたいと思います。

まずはじめに、低力で広範なネットワークとは何でしょうか。
基本的な概念は、もちろんワイヤレスのネットワークなのですが、著しく低い電力なので、電池が数年にわたって持続するのです。

そんなにたくさんデータがあるわけではないので、データが少しずつ流れ出るイメージです。ただ、それによってコントロールはしやすくなります。
そのため、もしたくさんのセンサーからデータを集めたい、もしくは私たちが住むこのIoTの世界から様々な装置を作動させたい場合は、低力で広範なネットワークのテクノロジーは最適でしょう。

ところが、実際これらは、今日用いられている基準やテクノロジーと、どのような違いがあるのでしょうか。
ここで、四つのお話をさせてください。

まずは一つは、Sigfoxと言われるものです。

これは、フランスから生まれたテクノロジーで、極めて低い処理量を持っています。データを流すものの中でも、最も低いです。
フランスから来た、と言いましたが、彼らの使命は世界中にネットワークをつくることです。先ほど申し上げたように、極めて低い電力と帯幅ですが、汎用的な基準となっています。
汎用的と申したのは、通信規約自体の汎用性が高くなっているからなのですが、そこでもSigfoxのネットワークを使う必要があります。
ネットワークがある以上、そんなに多くのサプライヤーはいません。

ただ、テクノロジーに関しては、ISMバンド868や900メガハーツで低帯域の周波数を作ることさえすれば、使うことができるのです。
安全性は、限定的ですがないわけではないので、安心してください。
配置については、今日多額の投資があるため、いたるところに設置されてきています。
これから長期的にとどまるかどうかがわかりませんが、しばらくは残り続けるでしょう。

二つ目は、LoRaです。
これもフランスから来たテクノロジーですが、少し違うようです。

Semtechというチップを作っている会社によって運営されています。
そのため彼らは、たくさんのチップを買って欲しいということになります。
実は、彼らはみなさんにネットワークをもっと使って欲しく、チップが売れるように皆さんにLoRaネットワークを使って欲しいのです。
テクノロジーについては、Sigfoxほど低力ではないですが、広範で優れています。
ただ帯域は高いため、機能をコントロールして実際にデータストリーミングを送りたい場合には、非常にいいでしょう。
Semtechのチップを使わなければならないため、汎用性はありません。
これが私が知る限りにおいて、LoRaの最大の弱点でしょう。

結果的に、そんなに多くのサプライヤーがいるわけではありません。
安全性においては、非常に高いと言えるでしょう。
基本的な認証は全て行っており、欧州においては大規模に配置をしています。
残念なことに、米国においてはLoRaもSigfoxも使われていません。
さて、次のカテゴリーはCellularです。
3GPPやCellular基準のものは、低帯域IoTとLTEMと呼ばれるものを両方持っています。
これらの技術は、携帯のオペレーターが持つことになるでしょう。

三つ目のNB IoTは、極めて低力かつ低帯域の技術です。
Sigfoxと似ていますが、帯幅は少し高く、非常に優れています。

配置はそこまで多くありません。
3GPPの一部のため、汎用性はありますが、2016年初頭に承認されたばかりのため、まだまだこれからです。
汎用性があり、Cellularチップをつくる人たちにとっては、ぜひとも加わりたいビジネスとなっています。

安全性は高く、認証もされていますが、配置はそんなに多くはありません。欧州にあるだけだからです。ボーダフォンが大きく貢献しているようです。

最後はLTEMです。
皆さんはLTE についてはスマートフォンを使っているから知っているでしょう。これは、ビッグLTEの弟といった感じです。

LTEMのいいところは、他のテクノロジーのように効率的に電力を使えるわけではありませんが、LTEによる大規模な帯域幅があるところです。
汎用性は高いですが、これも承認されたばかりです。

サプライヤーはこれからますます増えていくことでしょう。
安全性については、最も優れているといえます。質の高い全てのCellularネットワークの基準を満たしているからです。
最大の懸念は、まだ配置されていないことです。

しかし、今から一年半後、もしくは二年後、これらの全てのCellularオペレーターはLTEMネットワークかNB IoTネットワークを持つことになるでしょう。
だから、私が思うに、最後にはSigfoxもLoRaもなくなります。
LTEMとMB IoTに賭けていいでしょう。

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