中国のIoTソリューション企業「トゥヤ・スマート社」が「世界の未来」を鋭く洞察

トゥヤ・スマート社は世界インターネット会議(WIC)の主催者と中国中央テレビ(CCTV)の両者から招待された唯一の「IoTソリューションとスマートプラットフォームクリエイターの企業」でした。
そのトゥヤ・スマート社はWICにおいて、人工知能AI)とグローバルインテリジェント製造の将来像を示しました。

12月4日に開催されたこのイベントに参加したのは次のメンバーです。

  • トゥヤ・スマート社の最高執行責任者でトゥヤUSAの社長、ヤン・ユイ
  • アップルCEO、ティム・クック氏
  • テンセントCEO、マ・ハウテン氏
  • ネッティーズ・コムCEO、ディン・レイ氏
  • ソーフーCEO、チャールズ・ハン氏
  • シャオミCEO、レイ・ジュン氏

その他にも、多くの世界有数のインターネット企業のリーダーたちが参加しました。

グローバルスマートプラットフォーム企業でもあるトゥヤ・スマート社は、WICのAI関連のセッションで「新しい時代の新しいインテリジェントビジネス」というテーマでスピーチしました。
これはトゥヤ・スマート社のインテリジェント製造とAIの両分野における卓越した貢献が認められたためです。

ヤンは次のように語りました。

「技術のイノベーションが進んだことで、中国産業はもはや単なる『メードインチャイナ』ではなく、『スマートチャイナからの発信』に変わるでしょう。
その一例はインターネットデータセンターです。アリババのクラウドサービス『アイユン』が、どれだけ素晴らしい世界を描いてみせたでしょうか。QRコードは従来の支払い方式を根本から変えてしまいました。」

中国のインテリジェント製造によって生み出された製品は、いまや世界中で利用されています。

しかし、技術のプラットフォームというものは、なかなかゴールが見えません。仮にプラットフォームとユーザーの間に障壁がなくなったとしても、そのプラットフォームが完全かつ使いやすくなければ、成功とはみなされません。トゥヤ・スマート社の目標はスマートプラットフォームを構築することです。プラットフォームが出来上がれば、インテリジェント製造分野では、製造スペクトラムを超えて、すべての企業がつながることができます。

トゥヤ・スマート社は10月26日に、このWICとは別にIoTインテリジェント化会議を開きました。その会議では、インテリジェント製造業と新しい形態の小売業の間にシナジーが生まれました。
というのも、スマートプラットフォームクリエイターたちが、香港貿易発展協議会(HKTDC)と国際家電博覧会(CES)、さらにシリコンバレーの多くのトップ企業、もっといえば中国や世界中からの大手企業と協力できるようになったのです。

ヤンはこのAIセッションでの基調講演の前に、CCTVの中継番組に出演しました。ヤンのプレゼンテーションは30分に及び、英語で行われました。この中でヤンはCCTVやイギリスのジャーナリストから質問を受け、彼自身の見解として、メードインチャイナの意味が現在変わりつつある、と述べました。さらに中国産業は、AI分野に多大な影響を及ぼすだろうと予測しました。

製造業とAIの未来について聞かれたヤンは、次のように答えました。

「このWICではいくつかのセッションがありましたが、いずれのセッションでも結局は『デジタルエコノミー』と『オープンとシェア』というテーマに帰着しました。
この2つのテーマは、インターネット、ビッグデータ、AIの融合を促します。そしてこの融合が、どのようにしてデジタル経済の急成長を後押ししたかを明らかにしました。

私はいまも将来も、この中国こそがカギになると予測しています。
というのも、発展を続けている製造部門は、インターネットとIoTとAIとビッグデータの各セクションの基盤となるでしょう。次のステップとしては、これらの新しい技術が次のセクターを生み出す成長エンジンになるのです。

この2年間で、中国の製造業はインテリジェント製造に急激に移行しました。
チャンホンやハイアール、TCL、ミディアなどの大手家電メーカーは、すでにスマート製品の製造ラインをつくり上げました。
さらに、従来型の製造体制をもっている多数のその他企業も、政府が供給体制を強化するよう要請しているため、次々とインテリジェント製造へと変貌を遂げていくことでしょう。

AIは、製造部門の発展を陰で支える役割を担っていくことでしょう。それは疑うことができない事実です。
トゥヤ・スマート社と緊密な関係にある調査研究機関によると、スマートプラットフォームクリエイターたちは、主要ブランドがインテリジェントなハードウェア環境に移行するときに相当力になったそうです。
スマートプラットフォームクリエイターたちの支援により、製品の売上が1%向上しました。
トゥヤ・スマート社が関与したいくつかの中堅企業では、売上高が50%向上しました。
このことは、AIが従来型の製造に変革をもたらすことを証明したのです。

このように、産業界全体がインテリジェント製造に移行していくなかで、中国国内ではここ2年ほど、岩盤規制がゆるみ始め、物事がスムーズに進むようになりました。

変革の初期は、すべてのセクターの大手メーカーがインテリジェント製造への投資を熱望していましたが、消費者は新しいインテリジェント製品に懐疑的で、乗り遅れていました。

加えて、規格の不一致や、業界間の連携の未熟さ、システム全体の不安定さ、高い参入障壁などの課題もありました。

私が思うに、こうした課題の背景にあったのは、第一にはテクノロジーの壁と企業間の連携の欠如でしょう。なぜこのようなことが起きたのかというと、消費者はインターフェースの管理やデバイス制御が難しいと感じるとすぐにストレスを感じたからです。

第2に、企業が外部から必要なサポートを受けることなく成長すると、その企業は次のレベルに上がることは難しくなります。

エコシステムの確立は、消費者によりよいスマートホームの経験を提供する上で必要でした。そのエコシステムを提供する企業が大企業であろうとベンチャー企業であろうと、そんなことは関係ないのです。
その典型例は、スマホのシャオミに見られます。シャオミの店舗は、それぞれが独自に運営していて、産業に新しい勢いを注入するエコシステムの可能性を実証したのです。

私の見解では、それぞれに業界に所属するすべての企業は、完全に統合された通信プロトコルに同意して、そのプロトコルにそって行動する必要があります。
製品安全性の強化に加えて、クラウドコンピューティングとビッグデータは会社がエコシステムを立ち上げるときに役立つでしょうし、消費者はインテリジェントホームの新しい体験ができるでしょう。

中国産業がインテリジェント製造へと移行していくなかで、AI技術はここ数年の間に存在感を増してきました。
例えば、AIスピーカーではアマゾンエコーやグーグルホームが注目されているにもかかわらず、アリババのAIインテリジェント音声端末であるTモール・ジーニーが100万台以上出荷されています。

インターナショナルデータ企業(IDC)が出しているAI業界白書のデータによると、世界中のAI技術関連の支出は2020年までに2,758億元(約417億ドル)に達し、そのうち中国は総額の12%、325億元(49億ドル)を占め、存在感を示すでしょう。

中国政府が、ネットの3巨人「バイドゥ」「アリババ」「テンセント」によるAIプロジェクトを支援し続けていることから、当社はこの分野にはまだまだ巨大な可能性が眠っているとみています。

スマートホームや金融、翻訳、スピーチに加えて、AI技術は、医療、セキュリティ、物流、自動車産業に進出するでしょう。
ただ、アルゴリズム技術を提供できる分野には限界があり、例えば当社は、医療分野ではがんやその他の病気の研究にきちんと対処していく必要があります。

将来をさらに見据えますと、技術が普及するとどうしても法的、倫理的な問題が浮上しますが、当社はそれらを解決して前進していく所存です。

私は中国のインテリジェント製造とAIついて精通しています。
またトゥヤ・スマート社は、どこからともなく現れた企業と思われていると思いますが、いまでは中国のIoTやAI分野が世界規模に成長することのお手伝いをさせていただくまでになりました。

企業としてはまだ小規模ですが、トゥヤ・スマート社はいま、世界最大のインテリジェントプラットフォーム企業になりました。
当社の優秀な160以上のチームは、顧客が海外マーケットに打って出るときに支援しています。顧客には、チャンホン、シーシェル、デリクシィ、ゼノン、イーボーイ、iO、eライト、ベッカ、その他の企業がいます。

当社は成長を続けながらも、今年は戦略的なアップグレードにも挑んでいきます。
私たちは、マーケティング、運用、資本の面で、顧客のビジネス運営をプラットフォームに移行させながら、顧客がより良い状態でパフォーマンスを発揮できるようお手伝いしていきます。
その一例として、当社は顧客企業と一緒にシリコンバレーに行き、さらに、ラスベガスで開催される世界最大の家電貿易ショーCESに参加する予定です。

当社は200の国と地域の2,000以上の企業にサービスを提供しています。
顧客は日本、東南アジア、アメリカ、ヨーロッパに集中しています。
彼らの製品供給をお手伝いしています。

当社は毎日500万以上のAIインタラクションを含む200億件超のデバイスリクエストを処理しています。さらに1ペタバイト(PB)のデータ毎日つくりだしています。

私たちはテクノロジーのプラットフォーム企業として、現在の2,000社の顧客数をさらに拡大していきます。
将来的には、当社は数千の企業にサービスを提供するでしょう。

私たちはいま、巨大なマーケットを築き上げようとしているのですが、これはとてもチャレンジングな試みです。
しかしトゥヤ・スマート社は、常にベンチャー精神を持ち続けて参ります。中国のインテリジェント製造の戦略の一翼を担っていることを誇りに感じております」

原文はこちら: Chinese IoT solutions provider Tuya Smart delivers insights into what the future portends at the World Internet Conference

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