【導入事例】Bossard: Smart Factory Logistics(スマート ファクトリー ロジスティックス)により、顧客の部品管理の自動化を実現し、コストの20〜40%削減を達成|ボサード

【導入事例】Bossard: Smart Factory Logistics(スマート ファクトリー ロジスティックス)により、顧客の部品管理の自動化を実現し、コストの20〜40%削減を達成|ボサード – 記事

Bossard(ボサード)社について

スイスのツークに本社を置く同社は、ヨーロッパ、アメリカ、アジア太平洋地域といった3つのグロ-バルな経済区域において締結技術市場のリーダーの1つです。ボサールグループは、世界80カ国に2,300人の従業員を抱える世界的な企業ネットワークと、世界のすべての地域に代表される国際的かつ戦略的パートナーネットワークで構成されています。

最高品質の基準と継続的なイノベーションへの明確な方向性は、1831年以来185年以上にわたって同社の着実な成長と市場の成功を導いてきました。現在も締結技術の分野で最高品質のサービスを提供しており、最高品質の製品、オーダーメイドのエンジニアリングとプロセス指向のコンサルティングは、同社の製品とサービスのトレードマークであり、我々の顧客に対するコミットメントを示しています。
同社のコア技術は、次の3点です。

  • ねじ、ナット、木ネジ、ワッシャー、合わせくぎなど、あらゆる種類の機械製品および電気製品の締結部品の提供
  • 顧客の生産および製造プロセスを最適化するエンジニアリングおよびコンサルティングサービス
  • C(シー)パーツの部品管理を自動化するSmart Factory Logistics(スマート ファクトリー ロジスィックス)ソリューション

また、日本においては、1979年に東京・新宿に購買連絡事務所を開設し、締結技術分野における最適なサポ-トを提供してきました。現在は東京・港区に本社を構え、大阪・広島に支店を設けています。

Industry4.0導入の背景

一つの製品において、平均して個々の部分の約50%が締結部品で構成されています。早急に必要とする締結部品が欠けている、品質的に低品質であるもしくは不具合がある、またはどこかにいってしまったというような場合は常に、イライラさせられ、最終的に製品の値段も高額になってしまいます。生産中にこれらの理由の1つから製品を組み立てられない場合、生産の遅れや生産停止の状況さえも降りかかってきます。そしてたった1セントの部品がコストの指数関数的な倍増を引き起こす結果となります。それゆえ、「Smart Factory Logistics」の一つである「SmartBin(スマートビン)」システムは、製品の確実でシームレスな供給が必要な企業にとって特にふさわしいシステムと言えます。具体的には、「Smart Factory Logistics」を顧客に実際に適用した場合、調達と倉庫に関わるコストを軽減し、B(ビー)パーツとCパーツの部品管理費用をあきらかに削減すると同時に、供給の安定性と透明性を高めることができます。

同社の代表取締役社長Hans van der Velden(ハンス ファン デル ベルデン)氏は、こう語っています。

「アプリケーションに関する特別なことは、同社の顧客が現在「Smart Factory Logistics」で第四次産業革命に対する答えを得られるように、「SmartBin」システムがすでに90年代後半に導入され、実績をあげ、継続的に開発されたことです。 BパーツおよびCパーツの部品供給のスムーズなプロセスに加えて、20〜40%のコスト削減が実証可能です。」

ソリューションの概要

1.「Smart Factory Logistics」

「Smart Factory Logistics」のアプローチには、出荷からサプライヤーの統合、運用と保守、そして戦略的な顧客コンサルティングまで、物流管理全体の包括的なチェックが含まれます。

「Smart Factory Logistics」は、スムーズで信頼性の高いBパーツ・Cパーツの部品管理を提供するだけでなく、生産を将来にむけて適合した形へと変化させていきます。さらに総保有コスト(TCO(ティーシーオー))を削減し、生産性を大幅に向上させます。 また、「SmartBin」システムや「SmartLabel(スマートラベル)」システムなどのスマートシステムは、サプライチェーンを最適化し、Bパーツ・Cパーツの部品管理を担います。

ソリューションの中核は、独自に開発されたソフトウェア「ARIMS(アリムス)」です。これは、個別に設定可能なユーザーインターフェース上にリアルタイムデータを表示します。 このようにして、グラフィカルな分析とレポートをいつでもすべての端末に表示できます。

2.「SmartBin」システム

1990年代末、ボサードグループはすでにデジタル化の大きな可能性を認識し、「Smart Factory Logistics」のソリューションとして市場に「SmartBin」システムを導入しました。
「SmartBin」システムは 重量センサー付きコンテナを使用します。 これらのコンテナは、倉庫内および顧客の製造時のBパーツおよびCパーツの現在の在庫状況を絶えず送信します。

  1. 発注から納品までの流れは次の通りです。
  2. 再注文が必要な最小在庫に達すると、データは自動的に読み込まれます。
  3. 同社はこのデータを受信し、その内容をチェックし、サービス定義に従い対応する補充部品を特定します。
  4. 「SmartBin」システムに統合された関連サプライヤーに同社から発注内容を送信します。
    それを受けて、サプライヤーは、必要な出荷数量を準備し、顧客の保管場所に従ってラベルを付け、作業場所に直接配送します。

そのため、顧客は在庫状況を気にすることなく、コンテナに常に十分な部品があることに気付くのみです。 要件に応じて、コンテナには電子ラベルである「SmartLabel」が付けられています。 顧客にとっての利点は、たとえば、各コンテナの状況が部品の消費された地点で直接表示されることです。 どれだけの個数が注文され、いつ出荷されたかは、歴然と明確となります。

3.「SmartLabel」システム


インテリジェントな電子ペーパーディスプレイを任意の保管場所に取り付けて、Bパーツ・Cパーツの部品管理を強化します。 「SmartLabel」は、関連するすべての製品情報、注文状況、および納品日をリアルタイムで表示します。 ユーザーは、ボタンを押して部品の使用場所で注文し、その注文内容を確認することができます。

4.ソフトウェア「ARIMS」
「ARIMS」とは、対話型サプライチェーンプラットフォームです。パーソナライズされたリアルタイムデータにより、完全な制御と在庫状況の透過的な表示を提供します。 対話型プログラム管理とモバイルアプリケーションを通じて、サプライチェーンを改善し最適化します。

このプラットフォームにより、材料の流れを完全に制御することができます。例えば、注文を追跡し、在庫を対話方式で管理し、さらにスマートな分析機能にアクセスすることもできます。 これらの機能により、サプライチェーンの予測可能性と効率性が向上します。 「ARIMS」をモバイルで使用すると、いつでもどこでもBパーツ・Cパーツの部品について完全に透過的な情報を入手することができます。

ソリューションによる効果

1.同社にとっての効果・利点
同社は、「Smart Factory Logistics」により、顧客側の要望の変動に迅速に対応することができ、顧客の需要計画を最適化することを可能としました。これは他社に類例を見ないものです。 また、同社の従業員は、生産供給が危険な状態にあるかどうかを顧客より前に検知し、そして的確なタイミングで介入することができるようになりました。 言い換えれば、同社は顧客の「生産の心拍」を感じとっているのです。

2.顧客にとっての効果・利点

1,000,000を超える製品を包括する取扱製品群では、完全に自動化された受注を開始するには在庫の監視が円滑に機能していることが不可欠です。同社で樹立した技術(コンテナ当たり重さ数グラムの小部品からパレットあたり1,000 kg以上の部品を処理する重量センサー付きコンテナ)により、製品が同社または他のサプライヤーから供給されているかどうかにかかわらず、現在ではさまざまな製品を管理することができます。これにより、顧客は最大の柔軟性を得ることができました。 「SmartBin」システムを使用することで、顧客に対する供給の安定性が大幅に向上し、これも顧客満足度に非常に良い影響をもたらしました。 さらに、同社は今日では、プロセスを改善して生産性を向上させるために顧客を持続可能的に支援することができます。

コスト面では、多くの企業が既に20〜40%節約できたことが確認できています。ある顧客の場合、最大60%のプロセスコストの節約を達成したと報告されています。同社は、収益性の高い成長を目指し生産施設を適切な場所に配置するための新しいアイデアを提供しています。さらに、ソリューションと長年の経験により、よりスマートなプロセス、作業の複雑さと手作業の数の削減、リードタイムの短縮、在庫の削減、および需要の変化への迅速な対応が可能となりました。このように、同社は高い生産性とコスト削減を第一に保証しています。この総合的な見方を同社では「実績ある生産性」と呼んでいます。

今後の展開

アーヘン工科大学、ザンクトガレン大学、外部企業およびスペシャリストなどの有名な機関や大学との協力は、同社だけでなく同社の独自のソリューションを効率的な方法で首尾一貫してより最適化し新しいアイデアを開発するための保証となっていました。今後もこの協力・連携体制を継続し、同社の開発の保証を維持していきます。

参照URL
https://www.plattform-i40.de/I40/Redaktion/DE/Anwendungsbeispiele/425-bossard-smart-logistics/beitrag-bossard.html
https://www.bossard.com/de/
https://www.bossard.com/de/smart-factory-logistics.aspx
https://www.bossard.co.jp//a>