【JIMTOF2018】株式会社ソフィックス:操作パネル画像認識システム『SOFIXCAN Ω Eye』を中心に、製造現場をよりスマートにするための技術を展開

JIMTOF2018株式会社ソフィックス:操作パネル画像認識システム『SOFIXCAN Ω Eye』を中心に、製造現場をよりスマートにするための技術を展開 – 記事

株式会社ソフィックスとはどんな会社?

ソフィックスはソフトウェア開発を通じて、「日本のものづくり」の一翼を担っていると自負している企業です。

日本のものづくりを支える工作機械の制御ソフトウェア開発からスタートしたソフィックス。今は画像処理アプリケーションの開発など新たな分野へも着々と広げ、設計・製造メーカーからエンドユーザーまで、幅広いご要望応えようとしています。

そんなソフィックスのメインとなるシステムは、日本のものづくりを支える「NC制御システム」、現場のクオリティアップに貢献する「CAD/CAM/CAE/シミュレーション、生産性を最大限まで向上させる「生産管理システム」、装置メーカー・エンドユーザーへ提供「画像処理システム」、高安全性と高稼働性を両立させる「計測検査システム」、次世代の技術にも対応「ロボット応用生産システム」があります。

今回はその中でも特に注目の高かった製品をご紹介します。

操作パネル画像認識システム『SOFIXCAN Ω Eye』

今、工場のシステムは革新が続いており、どんどんと性能のいい製品が販売されています。それらに対する監視用機械も、昔から工場にはあり使われていました。古いものでも壊れたりはしないのですが、監視を手動で行わなければいけなかったりと手間がかかります。

ですが、手間はかかるものの、莫大な費用をかけて最新の管理システムを導入しようとするかというと、工場の敷金がギリギリの中小企業はシステム導入を諦める方向へ考えをもっていきがちです。とくに、自分の代でこの工場は閉めると思っているような、年配の人たちが運営している工場であればあるほど、その傾向があります。

実際、写真に写っているような古いタイプの監視用機械は、二十年ほど前に作られたものですが、二十年たって機械の色は褪せてきているものの、動作自体は何の支障も起きていません。

日本製品はそれほど頑丈で素晴らしいものづくりができるということを証明しているようです。ただ、壊れないからこそ、新しい機械の導入が先送りになってしまい、手動で手間のかかる機械を導入しない町工場があるという難点があるのが気がかりなところ。

そこで、昔からの機械を使いつつ、安価で監視用機械を手動から自動に切り替えることができるシステムを作ったのが、ソフィックスです。

SOFIXCAN Ω Eyeとは

SOFIXCAN Ω Eyeは、旧機械式の画面の文字情報やランプの点灯、アナログメーターで示された数値をデジタル化し、一元管理を可能にする操作パネル認識システムです。

仕組みは、旧機械式の画面の文字を自撮り棒のようなもので固定したカメラに移すだけです。そうすると、その画像に映し出されている、添付の点灯・消灯やアナログメーターの数値、デジタルメーター等の数値、画面の文字情報の数値など最大10か所までを認識しデータ化。パソコンで管理をすることができるようになります。

カメラを設置して、認識したい場所を選択するだけなので、誰でも簡単に導入できるというメリットもあります。

では、どんなことができるかというと、機械の稼働状況を収集することができます。例えば、操作盤上に存在する「電源ランプ」「運転中ランプ」「アラームランプ」等の状態をデータ化すると機械の稼働状況を把握することができるので、一日を通してどんな動きをしているのかが人の手を使わなくても可視化できます。

また、機械の現在の様子を、PCやスマートフォンで見ることができるため、作業者が機械の様子を見に行く手間を省くことも可能です。

アラームが発生した時にも、その要因を探るのに使うことができます。SOFIXCAN Ω Eyeはアラームが発生した瞬間の前後30秒間の動画を自動保存。発生したアラーム番号・時刻を書きとめる手間を省く事ができ、保存した過去の画像・動画を確認することで、今まで見えなかったトラブルの原因も簡単にわかるようになります。

またアラームが発生した時は、他社の監視用システムと同じく、アラームの発生を、作業者にメール・SNSでお知らせします。アラーム発生時の画像も一緒に通知するため、より効率的に作業を進められるのが特徴です。

ロボット応用生産システム

ソフィックスでもう一つ目立っていたのが、ロボット応用生産システムです。

写真には写っていませんが、地面を他のロボットが走っているところに、中央にいる銀とオレンジのロボットがボールを渡すというところ。

これは、ロボット同士がお互いの位置を把握しあい、A地点からB地点に物を運ぶという単純なティーチングではできなかったことを可能にしています。

さらにこのロボットは、ロボット同士でティーチングをしあえるということ。片方のロボットに仕事を覚えさせれば、もう片方のロボットは、仕事を覚えているロボットから教えてもらえるので、人の手が介入せずにすみ、時間短縮につなげられます。

また、真ん中の銀とオレンジのロボットは、人も識別してくれるので、取材をしていた私の所にボールを渡してくれたりもしました。動きとしては、私の近くのところまでボールを持ってくると、その下に手を差し出すまではじっとしており、手を出すとボールを落としてくれるというような流れです。

単純作業を自動的にロボットだけに任せられる時代も、もうすぐ訪れるかもしれないと強く感じました。

JIMTOF2018とは

東京ビックサイトで行われる日本国際工作機械見本市です。工作機械および、その関連機器等の内外商取引の促進ならびに国際間の技術の交流をはって、産業の発展と貿易の振興に寄与することを目的としています。

今回の見本市は、出展者数は1085社(前回比116社増)、5524小間で、過去最多となり、2018年11月1日(木)~11月6日(火)に行われていました。

JIMTOF2018のテーマは、

  • 先端技術と来場者をつなぐ ~国際技術ショーとしての魅力向上化~
  • 来場者と出展者をつなぐ ~商談サポート強化~
  • 技術体験と来場者をつなぐ ~魅力溢れる併催イベント・企画展示~
  • 日本と世界をつなぐ ~海外出展者・来場者の誘致活動の強化~
  • 学生と未来をつなぐ ~有為な人材確保・育成にも資する企画の強化~
  • 快適な空間と人をつなぐ ~充実した来場者サービスの提供~

の6つで、学生のみ無料で会場内に入ることができるようになっていました。

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