【JIMTOF2018】株式会社シーイーシー:製造業のバリューチェーン全体にわたる情報デジタル化とその活用を支えるICTサービスを提供

JIMTOF2018株式会社シーイーシー:製造業のバリューチェーン全体にわたる情報デジタル化とその活用を支えるICTサービスを提供 – 記事

株式会社シーイーシーとはどんな会社?

株式会社シーイーシーは、日本インダストリー4.0の実現を目指し、「生産」「設計・開発」「販売・サービス」の三分野を軸に、製造業のバリューチェーン全体にわたる情報デジタル化とその活用を支えるICTサービスを提供しる企業です。

今回の展示製品は、設備・人・モノの動きを捉えるデジタルデータの収集を起点に、工場を可視化し、QCDS(品質、コスト、納期、安全)の向上を支援する製品をピックアップしていました。

収集したIoTデータをどのように活用するかをテーマに、工作機械を使う現場のQCDS向上を支援するICTソリューション群を展示していたのが印象的です。

作業者の動態分析システムSmartLogger

SmartLoggerは、加工現場の稼働分析をするのに有効なデバイスです。ウェアラブルデバイスを記録したい行程開始前後にビーコンに近づけるだけで、作業工程の実績を集計できるようになりました。

これがあることで、ハンズフリーで作業を止めずにデータ収集ができたり、データ分析に必要な帳票作成から動態分析までを自動化できたり、データ分析をもとに生産プロセスの改善につなげることができます。

作業者は、写真にあるような時計型のウェアラブルデバイスを腕にはめて、加工ビーコン、検品ビーコンなど、それぞれの作業内容に設定しているビーコンに近づけるだけで、その人が一日を通してどんな作業をしていたかを見える化します。

また写真にはありませんが、スマートグラスも用意しているので、こちらを着用した作業管理者が、ハンズフリーの状態でビデオ映像で現場作業を記録し、作業分析結果と合わせてみることで、問題に対する原因の判定が安易になり、経験の浅い作業者への具体的な改善点を示すことも可能です。

さらに作業者5人に一週間の行動をスマートウォッチをつけてもらい、5人の動き方を比較して、現状の考察と改善をすることができます。例えば、ワーク待ちが多く発生しているとわかれば、設備の台数不足ということがわかり、設備追加を検討したり、段取りに時間がかかっているとわかれば、段取りを細分化してサポートをつけ、ベテランが難しい段取りに専念できるようにしたり、計測作業時間にばらつきがあるということがわかれば、手順やノウハウを再度トレーニングしたりすることもできます。

見える化状態にすることで、作業効率アップにもつながります。

設備状況の可視化を可能にするFacteye

Facteyeは設備の稼動実績収集ができます。例えば、設備ごとの加工時間、停止時間、アラーム時間、主軸負荷等の稼動実績を収集し、要因分析が可能です。

さらに、リアルタイム稼動監視ができるので、設備ごとの状態をリアルタイムでモニタリングできます。海外工場のリモート監視も実現できるのが特長です。また予防保全への活用として、モーター温度・負荷電流等の稼動時に生じる負荷情報を取得することにより、多角的に分析できます。

この可視化した状態が、TOPで使っている写真です。この写真では、今回のJIMTOF2018内の設備を繋いでみていますが、ここでわかるのはその設備のメーカーやモデルの新旧に関わらず、全てを繋いで見ることができるということです。
企業によっては常に最新の機器を入れているところもありますが、反対に20年、30年前の機会をそのまま使っているところもあります。そのどちらにも使うことができる、というのもFacteyeの利点といえるでしょう。

Facteyeで取得可能な情報は、稼働状況、信号状態、運転モード、モーダルデータ、アラーム/メッセージ、加工実績、サーボモータの状況、スピンドルモータの状態、座標関連、NCデータ、操作履歴などです。

どの情報も重要ですが、一番はやはり稼働状況。これによって、電源ONOFF /自動運転中/停止中/アラーム発生中/非常停止中/メインプログラム番号/実行中プログラム番号/実行中シーケンス番号/送り速度/主軸回転数がわかります。

工場において大事なことは、機械の状態を素早く正しい情報を知っておくということでしょう。

その他にもまだまだある可視化を目的にしたサービス

その他にもシーイーシーのサービスとして、
工場IoTデータの可視化サービスを可能にしたVisual Factory。これによって、設備と人・モノが繋がるIoTで、生産現場のQCD工場と迅速な意思決定を支援します。

ウェアラブル型作業者支援システムのSmart Follow。稼働監視システムFacteyeと連携することができます。そのため、機械の異常を全ての人が察知し、誰が対応しに行っているかを見ることもできるのが特徴です。

3D動線分析システムRaFLOW。現場の配置を登録しておけば、誰がどの位置にいるかをサーモグラフィで観ることが可能です。これによって、効率化を図ることができます。

最後に取材を終えて

シーイーシーさんで説明を担当していただいた方は、普段は開発側の人で、今回はたまたま見本市に駆り出されたとおっしゃっていました。

製品、一つ一つを楽しそうにお話しするのが印象強く、自社製品のことが本当に好きなんだろうなと感じました。自社製品を作り手側が自信をもってお勧めできる企業は、本当にいいものを作っている企業なんだと思います。

今回は全ての製品をご紹介できませんでしたが、製品を複合で使うというのもおススメできる企業です。

JIMTOF2018とは

東京ビックサイトで行われる日本国際工作機械見本市です。工作機械および、その関連機器等の内外商取引の促進ならびに国際間の技術の交流をはって、産業の発展と貿易の振興に寄与することを目的としています。

今回の見本市は、出展者数は1085社(前回比116社増)、5524小間で、過去最多となり、2018年11月1日(木)~11月6日(火)に行われていました。

JIMTOF2018のテーマは、

  • 先端技術と来場者をつなぐ ~国際技術ショーとしての魅力向上化~
  • 来場者と出展者をつなぐ ~商談サポート強化~
  • 技術体験と来場者をつなぐ ~魅力溢れる併催イベント・企画展示~
  • 日本と世界をつなぐ ~海外出展者・来場者の誘致活動の強化~
  • 学生と未来をつなぐ ~有為な人材確保・育成にも資する企画の強化~
  • 快適な空間と人をつなぐ ~充実した来場者サービスの提供~

の6つで、学生のみ無料で会場内に入ることができるようになっていました。

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