【JIMTOF2018】株式会社ネクストサイエンス:製造業様向け販売・生産管理システム『Polaris』の紹介 – 記事
株式会社ネクストサイエンスとはどんな会社?
株式会社ネクストサイエンスはソフトウェア開発事業、BPNソリューション事業の二軸で開発を続けている会社です。
今回のJIMTOF2018では、BPNソリューション事業の中で出している4つのソリューションのうち、3つのソリューションを紹介していました。その中でも今一番押しているソリューションを紹介します。
中堅企業様向け販売・生産管理システム「Polaris」
中堅企業様向け販売・生産管理システム「Polaris」は、特に昨今言われている「見える化」を意識して作られたシステムです。
またそれと同時に、「生産性の向上」も目指しています。
機能構成としては、
販売管理
- 受注
- 出荷・売上
- 部材発注・外注発注
- 入荷・仕入
- 支払・請求
(現品票・納品書/発注書/請求書/受注リスト/売上リストなど)
生産管理
- 製造指示
- 部品展開
- 生産計画
- 負荷状況把握
- 生産・作業実績
(製造指示所/出庫リスト/行程作業不可確認/工程進捗確認など)
在庫管理
- 在庫詳細
- 在庫移動
- 実棚登録
(在庫管理表/材料受払表/棚卸記入表など)
その他
- プロセス管理
- 原価計算
- 経理関連情報
- 製番別原価情報
(各種元帳/各種管理表/個別原価元帳/原価計算表など)
という作りになっています。
本当に必要は機能を厳選したシンプルでカスタマイズ性の高い構成になっており、会社で同じデータを共有して入力、閲覧ができるため、二重登録やデーターの食い違いによる無駄な業務コストが軽減できるようになりました。
販売・生産管理システムPolarisの特長
販売・生産管理システムPolarisの特長としてあげられるのは、大きく分けて6つです。
1つ目は、カスタマイズ性抜群のシステム
Polarisは、シンプルで導入しやすく、誰にとっても使いやすいように設計されています。充実している標準機能をそのまま使うこともできますし、必要な部分だけを導入して低コストに抑えることもできます。
つまり、使う企業によって、使える機能を変更できるというのが特長の一つです。
二つ目は、さまざまな業種に対応
受注生産・見込生産・ハイブリッド型生産、どれ二でも使うことができます。業種でいうと、金属製品製造業や生産用機械機器製造業、電子機械器具製造業などでも、カスタマイズをすることで対応可能になるというのが利点です。
三つ目は、業務プロセスの見える化による異常値管理
「受注したが製造指示をしていなかった」「納期道理に製造できていない」「納期通りの仕入れをしそびれていた」などなど、現場にいるとあり得ることです。しかも、その状態を把握できずに、日数だけが過ぎているなんてことになると目にも当てられません。
ですが、現場が今どういう状態になっているのかが、簡単にわかるような異常値管理ができるような設計になっています。
四つ目は、わかりやすい入力画面と充実した各種問合せ
システムに不慣れな人でも、わかりやすい入力画面設計がされています。
また充実した各種問合せで必要な情報を、誰もがすぐに確認できるので、情報の共有化も簡単にすることができるようになりました。
五つ目は、原価計算を標準装備
これが意外とないシステムがあるのですが、材料費、加工費、外注費などの個別原価情報をタイムリーに見ることができます。
また製番ごとの明細も簡単に見ることができるので、どれだけの利益が出ているのか、どれだけの赤字になっているのかがすぐに把握可能です。
六つ目は、タイムリーな有効在庫管理
有効在庫をリアルタイムに確認ができます。例えば、日ごとの入荷・出荷予定や、代替品の在庫状況もPolarisを見れば、誰でもすぐに把握することができるのです。
その他のソリューション
その他、展示されていたシステムは、動画マニュアル作成ツール「Trigger」と設計統合支援システム「設計維新」。
設計維新はPolarisとの連携が可能となっています。
展示を見ていて面白いと個人的に思ったのがTriggerで、これは、技能承継支援としても使うことができます。
動画・音声・テキストデータを簡単に組み合わせて使うことができるので、複数の動画を1つの動画のようにして編集することが可能です。
また、熟練者の動作を動画にするだけではなく、自身の動作の動画も撮影し、熟練者の動画と並べてみることもできます。そうすることで、比較分析をすることができ、伝えにくい技能・技術も理解しやすくなります。
活用できるシーンとしては、工場内の作業技術・技能伝承やノウハウの共有ツールとしてや、技能系学校での活用をはじめ、福祉現場、医療現場、飲食店などでも技術やノウハウを勉強するためにも使えるため、幅広い業界で使うことのできるシステムです。
大事にしているのは現場の声
現在、4つのシステムを作ったネクストサイエンスさんですが、取材をした人に話を伺っていると、いつも現場の人のことを考えているということを教えて頂きました。
こういったシステムはつい、企業の中でも見る側の人(役職のある人)にとっていいものを作ろうとしてしまいがちですが、中で実際に作業をしている人たちがいかに効率よく作業できるのかということを一緒になって検討したいという気持ちが強いように感じます。
また今回紹介したシステムを実際に使って、どう感じたのかも現場の人からの声が上がってきたら嬉しいと、おっしゃっていました。
JIMTOF2018とは
東京ビックサイトで行われる日本国際工作機械見本市です。工作機械および、その関連機器等の内外商取引の促進ならびに国際間の技術の交流をはって、産業の発展と貿易の振興に寄与することを目的としています。
今回の見本市は、出展者数は1085社(前回比116社増)、5524小間で、過去最多となり、2018年11月1日(木)~11月6日(火)に行われていました。
JIMTOF2018のテーマは、
- 先端技術と来場者をつなぐ ~国際技術ショーとしての魅力向上化~
- 来場者と出展者をつなぐ ~商談サポート強化~
- 技術体験と来場者をつなぐ ~魅力溢れる併催イベント・企画展示~
- 日本と世界をつなぐ ~海外出展者・来場者の誘致活動の強化~
- 学生と未来をつなぐ ~有為な人材確保・育成にも資する企画の強化~
- 快適な空間と人をつなぐ ~充実した来場者サービスの提供~
の6つで、学生のみ無料で会場内に入ることができるようになっていました。