Kinsa Smart Thermometer:体温計でリアルタイムに疾病データを集約、病気の蔓延を防ぐ

Kinsa Smart Thermometer:体温計でリアルタイムに疾病データを集約、病気の蔓延を防ぐ – 記事

スマートデバイスは、情報を収集し、インターネットに接続された他のツールと情報をやりとりすることで、生活をより簡単にします。場合によっては、それが広告主にとっても簡単になることが判明しました。New York Timesのレポートによると、インターネットに接続された体温計メーカーのKinsaは、ユーザーデータをCloroxや他の企業に販売しています。

Cloroxは、最近のインフルエンザのシーズンに、サンフランシスコに拠点を置くテクノロジースタートアップのKinsaからいくつかの情報のライセンスを受けたと伝えられています。そのデータは、米国内のどの郵便番号の地域で発熱が増加しているかを示しています。Cloroxはその情報を使用して、その地域をターゲットに消毒用ウェットティッシュなどの製品の購入をアピールしました。

インターネットに接続されたKinsaの体温計は、アメリカの50万以上の世帯で使われています。この世帯から収集したデータを集計することによって、その情報を提供することができました。誰かがKinsaデバイスで自分の体温や子供の体温を測定すると、同社の収集した「疾病データ」に別のデータポイントが追加されます。その情報はリアルタイムで収集されるため、全国のどこで病気が流行しているかをライブで見ることができます。

そのため、ある地域で発熱が急増した際、小売店が風邪薬を大量に確保できるようになります。この情報は、遠隔医療サービスのようなパートナーにも転送され、消費者が症状や病歴を医師と迅速に共有するのに役立ちます。

Kinsaのスマート体温計はスマートフォンアプリと同期しているため、熱や症状を追跡するのに役立ち、特に幼い子供の両親にとって魅力的です。Kinsaは、収集データを共有する前に匿名化するので、集約された情報には個人を識別できるものは含まれていません。ほとんどのアプリユーザーは自分の場所を共有することを選択しますが、Kinsaは電話番号やメールアドレスに情報をリンクしません。

ユーザーからのデータを集め、集約し、あらゆる種類の機械学習技術を他のデータセットと組み合わせ、最終的に得られるものは信号だけです。これは郵便番号と郡ごとの基準に基づいています。

このデータは、特定の分野におけるインフルエンザ関連疾患に対するユニークな洞察を提供しました。インフルエンザのリスクが高いか低いか、上昇しているか、3年または5年の平均よりも高いか、いつピークに達するか、症状がどれほど深刻になるかを伝えることがます。

Cloroxはその情報を使って、疾病の多い地域へのデジタル広告の支出を増やし、逆に健康な地域では削減しました。2017年11月から今年3月までのKinsa Insightsのケーススタディによると、Cloroxの消毒用品の広告と消費者の相互作用は22%増加しました。

このように広告をターゲティングできることは、風邪と咳の季節が始まると、人口の大部分には関係のない12週間の全国TV広告を購入していた7年前から大きく変化しました。インフルエンザは最終的には毎年全国に広がりますが、一般的に1つの地域で最初に広く蔓延し、次に他の地域にゆっくりと広がります。

ソーシャルメディアは新しい機会を提供していますが、インフルエンザやインフルエンザのような症状についてのつぶやきと、マーケティング担当者が使用するためのデータの集計の間にかなり大きな遅れがあります。

Kinsaの創設者であり、最高経営責任者のInder Singh氏は、

「Kinsaは早期発見による病気の広がりを防ぐという使命を手助けすることができるクライアントとだけ仕事をした。C.D.C.(米国疾病管理予防センター)の消毒に関する勧告のため、Cloroxと仕事をするのは理にかなっていた。」

と述べました。

また、Kinsaは、ある特定の状況で個人に勧告を行うため、遠隔医療会社のTeladocとの提携を提示しました。KinsaとTeladocの間には金銭的な契約はありませんが、両方のアプリを持つ人々が病歴をKinsaからTeladocの医師に移すことを許可するという合意がなされています。

「個人が介入によって助けられない限り、Kinsaは個人をターゲットにしたくないという決断を下しました。」

とSingh氏は言います。たとえば、新生児に熱がある場合は、すぐに医者に診てもらう必要があるため、午前3時でも遠隔医療医師と話をすることができます。

「私にとって、それは広告の厳密な意味での広告ではない。」

とSingh氏は付け加えました。

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