インテリジェント製造(IM)を促進へ 中国で第122回キャントンフェア

122回目を迎えた中国輸出入見本市「キャントンフェア」の期間中「2017年キャントンフェア機械サミット」が開催されました。
今回のサミットのテーマは「新しい経済環境におけるインテリジェント製造(IM)の開発」でした。企業のトップたちが機械産業におけるIMの開発と革新について話し合いました。

キャントンフェア外務事務局副総局長、マギー・プーのコメントです。

「メーカー各社が今回のサミットで新しい方向性を共有できたことは、私自身興奮を禁じ得ません。現在の世界経済の市場規模は70兆ドルで、そのうちの30%、つまり20兆ドルはグローバル企業が稼ぎ出しています。機械産業の現状を深く理解すればするほど、産業ビジネスへの需要の高まりを実感できるでしょう」

IMの問題解決へのアプローチとは

XCMG社のチャン・キリアンCEOは「ビッグデータを活用した機械産業」というテーマで講演しました。
チャン氏は、インターネットなどのインテリジェント技術と従来の機械製造におけるビッグデータの活用について詳細に分析し、インテリジェント機械分野におけるXCMG社の動向を説明しました。その上でチャン氏は次のように述べました。

「IMとは、ビッグデータを最新の製品に組み込む手法です。さらにクラウドによって統合することで、機器、企業、顧客のプロファイルをより緻密なものにします。
こうしたプロファイルは、新製品の製造や在庫や物流、運用監視、リスク予知、アフターサービス、ユーザーアプリケーションに活用できるでしょう」

チャン氏は、従来型の製造企業はいま、過剰生産や高コスト低収益、品質の低下といった問題に直面していて、IMこそがこのような問題を解決に導くと考えています。
チャン氏はさらに、IMによる問題解決のプロセスには「業界自体の問題解決能力」「インテリジェント駆動型製造」「コアプラットフォーム」「オープンIoT」の4つの局面があると説明しました。

その他に登壇したのは2名で、イタリアのAMVデザイン社のアントニオ・ピナトゼネラルマネージャーは新しいビジネス環境下での機械機器のデザインコンセプトを発表し、ギュリーテクノロジー社のリー・ヤン・チーフサイエンティストは、人工知能産業におけるIoTセンサーの開発状況を示しました。

IMは次代の産業ビジネスの道しるべとなる

第122回キャントンフェアには1,700台の機械が出展されましたが、機械分野は依然として世界貿易の重要な製品カテゴリーであるといってよいでしょう。
機械製品の取引高は総売上高の52.7%を占め、金額は159億1,000万ドルに達し、前年比5.4%増でした。

シッパー・エンジニアリング社のリー・ジュン・インテリジェント製造担当ディレクターは次のように指摘しました。

「インテリジェント技術が急速に世界中に拡大する中、従来の製造企業は戦略の変更とアップグレードを余儀なくされています。IMはそういった企業にとって、画期的な打開策となるでしょう」

キャントンフェア事務局は以下のURLのサイトにおいて、次回の第123回キャントンフェアの出展企業を募集しています。
http://invitation.cantonfair.org.cn/BuyerUser/BuyserLogin

キャントンフェアとは

この輸出入フェアは、1957年から広州で半年ごとに開催されています。出品商品数やバイヤーたちの数において、中国最大の展示会です。
詳細については、http://www.cantonfair.org.cn/en/index.aspxをご覧ください。

原文はこちら: 122nd Canton Fair Promotes Intelligent Manufacturing