【企業ブログ】スマートファクトリーはインダストリー4.0への最初の一歩

スマートホームスマートシティと同様に、インテリジェントな工場という概念はかなり長い間存在してきましたが、現在は既に、昔からの限定的な製造方法とインダストリー4.0のアイデアが現実的に結び付けられています。自動でオペレーションを行うスマートファクトリーはもはや単なる概念ではなくなってきているのです。

多くの工場所有者は、どうしても解決できない問題に悩まされています。売上高も満足のいくものではありませんし、製品やサービスは顧客を喜ばせることが出来ていません。生産性も良くないし、製造プロセスも停滞気味、困ったことに製造不良も全く減少しません。従業員はハッピーでなく、ワークフローは混迷を極めています。さらに最悪なのは、これらの原因を突き止めることが出来ていないということです。機械のダウンタイムが原因なのか、それとも戦略を刷新する必要があるのか、或いはバッチプロセスに時間を取りすぎているのか、それとも生産遅延を引き起こしている在庫に問題があるのか、原因がわからないのです。なぜ、トヨタのジャストインタイム方式(必要なものを、必要なときに、必要なだけ)のようにいかないのでしょうか。

人間は進化の方法、人生をシンプルにする方法を知っているので、既にスマートプラントなどは始動しています。幸いなことに先の例のような工場所有者も、向かうべき方向はわかっているのです。とはいえ、まずはここでインダストリー4.0の概念を明確にしておきましょう。

インダストリー4.0とは

この言葉を何度も聞いたことがあるけれど、誇大広告か何かのように感じているのではないでしょうか?インダストリー4.0(I4.0)は、文字通り4回目の産業革命です。これまでの全ての革命と同様に、古いやり方に新しいソリューションを導入することによって、労働力を削減し、より地球にやさしくなり、技術的にも進歩することが出来るものです。I4.0は、私たちのこれまでの進歩を一変させるような画期的な新しい世界なのです。

工場内のすべてのプロセスが、革新的でオートメーション化されたサイバーフィジカルプロセス(物理世界とサイバー世界を融合するプロセス)に置き換えられます。すべてのマシンとプロセスは、他のマシン、デバイス、アプリケーションすべてと通信できるようになります。つまり、すべてのアクションとプロセスは極めて高い相互運用性があるということになり、これにより、人的介入の必要なく、不具合、遅延、コストを著しく削減することが可能になるのです。 I4.0の詳細な説明と驚異的な恩恵については枚挙に暇がありませんが、それは他のブログ記事に譲ることにいたします。

現時点では、おそらくあなたはこう考えているでしょう。

「インダストリー4.0という誇大広告が何なのかは大体わかったし、このゲームに生き残るにはきっと必要なのだろう。うちの工場も変えていかなければ行けないのだろうな。でもどうやって、どこから始めれば良いのだ?」

と。そうです。これこそがスマートプラントソリューションの入口なのです。工場の大小や新旧にかかわらず、スマートファクトリーIoT(モノのインターネット化)技術やマシンラーニングのアルゴリズムを既存の設備に取り入れ、マシン、オペレーター・ユーザーの全てをクラウドベースのネットワークで繋ぐのです。

スマートファクトリーはどのように機能するのでしょう?

  • 最初に、すべてのワークステーションをIoT対応にします。シンプルな入力デバイスを、工場中すべてのワークステーションにインストールします。
  • 次に、既存設備の接続レベルに応じて、追加の接続ポイントを追加します。
  • データの収集と分析を始めます。データ駆動型ミドルウェアは、すべての機械およびデバイスからデータを収集し、その優秀なアルゴリズムがデータを分析した上で、この情報を人が理解し行動・洞察することが出来る形で出力します。
  • このような実用的な情報は、高性能なのに使い方は簡単かつ視覚的にもわかりやすいオンラインプラットフォームにより利用できます。このプラットフォームでは、今現在工場で何が起こっているのかを見ることができるだけでなく、現在の前段階で何が起こったのかを見ることができるのです。
  • プラットフォーム上の分析ツールは、組織の目標設定値に基づいたKPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)を提供することも可能です。これにより製造パフォーマンスの目標値と実績値の差異を監視することができますし、さらに、システムの通知設定に基づいたアラートの表示も可能です。

上記の説明は、大きな山をモグラ塚程度に縮小したように、かなり要約したものではありますが、ポイントはつかんでいます。この有能なツールと技術を手に入れれば、工場を管理はこれまでになく簡単になるでしょう。システムはあなたの代わりに全ての仕事をしてくれるのです。また、リモートかつリアルタイムでアプリにアクセスすることが可能なため、移動中であっても重要なオペレーション上の決定を下すことができます。機械の稼働時間を増やすように変更したり、レポートを活用して早く品質目標を達成したり、その他多くのことが可能になります。しかも工場フロアに物理的に居る必要はないのです!

圧倒的されてしまいますか?恐れることはありません!

変化することにはひるんでしまいがちですが、それは完全に理解できていないからなのです。あなたがご自分の工場を近代化させる必要を認識しているとしても、実際にこの変化を取り入れることはかなり挑戦的なことに思えるでしょう。現状の工場運営がスムーズにいっていると感じている場合はなおさらです。しかしもし同等の競争力を維持して行きたいのであれば、もはや同じ場所にとどまることは許されません。フランスのコンサルタント会社Cap Geminiの調査によれば、スマートファクトリーは世界に最大5億ドルの経済効果をもたらすと言われています。世界のメーカーの76%は既にスマートファクトリーの構想を持っています。これはチープなマーケティング戦略ではありません。事実なのです。

ラッキーなことに、スマートプラントソリューションを採用することは、従業員と機械や技術を守ることになります。 つまりあなたは資産を失うことなく、生産の効率化、生産力強化等のIoTの恩恵を受けて、売上高の増加につなげることが出来るのです。
詳細については、Smart Factoryのページをご覧ください。

原文はこちら: How Smart Factory is your first step towards Industry 4.0

自動車産業におけるビッグデータ:2018〜2030年の機会、課題、戦略および予測 世界のIoTに関するレポート公開中