【海外展示会2018】Sensor Electronics:安全なガス検知のエキスパート | SEMICON WEST

【海外展示会2018】Sensor Electronics:安全なガス検知のエキスパート | SEMICON WEST – 記事

Sensor Electronics Corporationは2018年にガス検知業界で27年を迎えることになる会社です。Sensor Electronicsは、革新的な有毒ガス検知器、赤外線ガス検知器、及び、ガス分析器の開発と製造を行うグローバル企業。本社はアメリカ、ミネソタ州にありMADE IN USAを掲げ、商品はすべてアメリカにて生産しています。
今回はセミコン会場にて、Alanさんに話を伺ってきました。

結束力の強い、研究開発に自信

Sensor Electronicsは、「世界で最も信頼性の高いガス検出器と分析計製品を開発・設計・製造・生産すること」を目標に、確かな実績を積んできている会社です。
強みは研究開発のスタッフであり、彼らによって生み出された”ユニークな製品”だとAlanさんは言います。Sensor Electronicsの研究開発スタッフは、常に新しいガス検出製品を特別な設計で生み出しており、実際、Sensor Electronicsの製品は、業界内で比較すると、他社のものと比べて”ユニーク”であると評価されています。
また、エンジニアリング、製造、テクニカルサポートといった、研究に関わる事業部門がすべてミネソタ州のミネアポリスの本社にあることや、米国外に生産を外部委託しないということも、Sensor Electronicsの特徴ではないでしょうか。チームとして結束し協力しあう上で重要なのだそうです。キーワードは「結束力」だそうです。チーム一体となり協力し合っているからこそ、ユニークで安心安全な製品を世の中に送り出してくることが出来ているのだと感じました。

SEC3000ガス検出器(SEC 3000 gas detector)

さて、早速ですが、Sensor Electronicsの”ユニーク”な製品をご紹介します。

今回会場にも展示されていたSEC3000ガス検出器は、本日安全防爆認定規格を組み合わせたユニークな設計となっています。プラグインメモリスティックを内装したデジタルトランスミッターと並行して機能します。
SEC3000は独自の(4~20mA)、ユニバーサルトランスミッター、またはSEC3120デュアルトランスミッターのいずれかと結合することが可能です。
(画像はSEC3120とSEC Milleniumを組み合わせた写真です)

・毒を視覚的に表現

このセンサーとトランスミッターは、毒性ガス濃度の痕跡を「見る」ように設計されています。六フッ化ダングステンやジクロロシランなどの有毒ガスが常に存在する半導体製造分野向けに設計されたこのセンサー/トランスミッターは、危険なガスレベルになると、即座に反応し、ガスレベルをPPMまたはLEL単位でデジタル画面に表示し、鮮やかに色分けされたLEDが光ります(ガス濃度が上昇すると緑→黄→赤に変化し、落ちると色が反転)それのみならず、セットポイントで、アラームを起動し、電源/排気ファンをオンにすることや、ラインをシャットダウンすることも可能です。
また、トランスミッターそのものも、システムに問題があるとLEDを青色にする形で警告し、ディスプレイでエラー内容を表示します。

・組み立ても手間いらず
センサーとトランスミッターを起動させる際のセットアップも簡単なのも特徴と言えます。プログラミングも校正も不要です。オプションのISバリアを使用すると、システム電源を切らずにセンサーを起動させることが出来ます。

トランスミッターにはメモリスティックを内装しており、実際のガスレベル、時間、濃度、トラブル信号、サービスの中断などを記録します。記録されたデータは、分析や研究に使えるよう、トランスミッターから簡単にダウンロードが可能です。

その他、SEC3000の有毒ガス検出器は、100種類以上の異なるガスを検出することが出来ます。下記は検出できるガスのリストです。

センサー/トランスミッターを組み合わせたものは、極端な温度や湿度(-40/160℉ 0,99%RH)を抑え、広い温度変動を自動的に補正する機能もあります。

円形型のステンレススチールセンサーは直径2インチ(約5.1㎝)、深さ3インチ(約7.6㎝)を測定します。爆発防止トランスミッターは高さ5インチ(約12.7㎝)。
センサーはトランスミッターに直接接続することも、最大1000フィート離れた場所に設置することも可能です。

赤外線による毒ガス検出器

もう1つご紹介するのは、完全内蔵式の光学式ガス検出器、IREvolutionで赤外線により毒ガスを検出する製品です。

本製品はSEC3000と同じく、そのもの(4~20mA)でも動作が出来ますが、SEC3100ユニバーサルトランスミッター、またはSEC3120デュアルトランスミッターを組み合わせて使用することも可能です。
SEC 5000 IREvolutionは信頼性の高いマイクロプロセッサベースのガス検出器で、爆発性の炭化水素、アルコール、PFC、アンモニアといったガスを監視することが可能なのだそうです。

IREvolutionは人が入れない、危険といった過酷な環境にて使用するのに向いており、従来の触媒や電気化学検出器には必要であったメンテナンスの費用が掛からないことも特徴です。メンテナンスフリーで10年以上持ち、コストを削減することが出来るほか、シリコンやほかの触媒中毒剤のある場所でも確実に機能し、無酸素環境や、高いガス濃度が存在する場所でも動作することも確認されています。

・赤外線ガス検出のしくみ
IREvolutionの赤外線ガス検出器は、可燃性の炭化水素ガスを検出する赤外線吸収技術を使用しているそうです。ガスは特定の波長でのみ赤外光を吸収する特徴を持っています。

ガスの濃度は、ターゲットとするガスによる吸収がある場合の光バンド、または吸収がほとんどないバンドにおける強度を測定し比較することによって、ガスを定量することが出来るのだそうです。SEC5000 IREvolutionはガスサンプルを含む導波管を通して、平行光を通過させる赤外光源を使用します。
導波管の端には多重のチャンネル受信機があり、測定チャンネル強度、基準チャンネル強度を分析ののちガス濃度を定量化し、ガス濃度測定値、%、またはPPMで出力し表示することが出来ます。また、IREvolutionは独自技術で特許出願中のオートACの回路を使用しています。
その他、光学素子はクリーニングの為に簡単に分解することが出来ますが、その際に、ユニットの電源を切る必要はなく、ユニットの耐圧防爆性は損なわれないそうです。
製品名にもRevolutionと入っているように、新しい発想の革新的な製品です。

最後に

セミコン会場では、商品の一部を紹介頂き、その機能についてお話頂きましたが、Sensor Electronicsは何よりも顧客満足度を高めることに力を入れているとお聞きしました。
センサーエレクトロニクス製品は、すべて顧客のニーズを第一に設計され、アプリケーションに対し最適な商品を提供できるように努めているそうです。販売後も顧客サービスや、技術支援を継続的に行い、27年の間、長年に渡り強力な顧客関係を構築してきました。
ユニークな商品の数々も、顧客の要求に耳を傾け、ニーズに対応できるようにと生まれたものもあると言います。また、「顧客の希望に合わせて、カスタマイズも行っており、ガスが特定できない場合でも悩みがあれば是非相談してください、解決します!」とのことです。
現在、半導体業界のみならず、航空業界、飲料業界、化学業界、医療業界、原子力業界などSensor Electronicsの製品は取り入れられ活用されていると言います。日本にも製品の一部が出荷され、現場にて活用されています。
従来の方法にとらわれず、強力なチームプレイによって独自の形で検出方法を生み出していくSensor Electronicsの発想はとても面白いと感じましたし、これからどのような新しい製品を世に送り出していくのか楽しみだと感じました。

SEMICON WESTとは

北アメリカにおける、グローバルマイクロエレクトロニクス産業の国際展です。出展者数はおおよそ690社、約30,000人の人が訪れる展示会です。このイベントでは、半導体機器の市場に焦点を当て、通信、生産、部品、製品、新技術、サービスなど、半導体市場を中心とした企業が一同に集まります。
今年は2018年7月11日から13日までMoscone CenterのSouth、Northの二か所にて開催されました。

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