【海外展示会2018】PATLITE:多種多様な信号を作り続ける信頼と安心の企業 | SEMICON WEST

【海外展示会2018】PATLITE:多種多様な信号を作り続ける信頼と安心の企業 | SEMICON WEST – 記事

信頼と安心を発信し続けて半世紀

およそ半世紀以上の歴史を持つPATLITEは多様化したグローバル企業であり、高度な技術を持つエンジニアリングおよび製造会社で知られる世界トップブランドの一つです。
LED信号タワー、回転式警示灯、視覚的・聴覚的な通信システム(可聴アラーム等)により、職場やコミュニティの安全性や快適性などを向上させるソリューションを提案してきました。本社は大阪にあり、現在7カ国に支社をおき、全世界に製品とサービスを発信しています。
品質、顧客サービス、顧客ニーズを満たす意欲などの評価も高く、日本でもトップシェアを獲得し、大小様々な18,000以上の商品を生産しています。

今回SEMICON会場に出展していたのはPATLITE USAで、アメリカの支部になります。展示ブースには多種様々な製品のうち数点の信号タワーなどが展示されており、その眩しさはブース前を通りかかる人々の目を引き、その名の通りの効果を発揮していました。

カスタマイズ可能な信号で、より快適な環境づくりを

PATLITEの信号タワーのいくつかは、簡単にカスタマイズが出来、PCでプログラムすることが可能となっています。今回展示されていた新製品であるLA-6-PoE信号タワーはイーサネット(Modbus/TCP UDP)接続を介してデータを読み込むことが出来る点が特徴となります。PoE(Power of Ethernet)もサポートしているため、PLCや配線の入出力は不要です。また、遠隔地にある最大8台のLA6-PoEデバイスの状態を再現するミラーリング機能を内装しています。

LA-6シリーズは21色、11のアラーム、アニメーションパターン機能(内部タイマーを使用)、無限のフラッシュレート設定を表示できる多色LEDを備えており、赤黄青といったこれまでのプリセットされたカラーに制限されなくなった点もこれまでとの大きな違いです。
これらの機能はHTTP(Hypertext Transfer Protocol)を使用しウェブを介して簡単にコントロールすることが出来ます。

【LA-6 PoE スペック】

  • 直径60mm
  • 定格電圧 DC 24V / AC 100-240V
  • 11種のサウンドとLED色21種
  • 動作環境温度 -25℃~60℃
  • 信号線電流 最大70mA
  • 保護規格 IP65 (アラームIP54も含む)
  • 取得済み規格 UL508、CSA-C22.2 No.14、CE、RoHS、FCC Part 15、Class B
  • LEDはタワー内の内装マイクロコンピューターにて駆動
  • 書き換え可能なソフトウェア使用

また、LA-6シリーズは従来の積み上げ式ライトの2つの欠点も解決する仕様を搭載しています。1つ目は、大規模な工場の現場では個々のモジュールが見づらいという点です。LA-6シリーズはエラー発生時にユニット全体に単一の単色を表示出来るようプログラム出来るようになりました。もう一つの課題は、これまでの積み上げ式ライトはエラー発生時に、点滅しそれ以上の情報を発信しなかった点です。この点に関して、LA-6シリーズは機械上のエラーの重大度の表示や進捗状況の表示、タンク液の枯渇の視覚的表示をするよう、プログラムが可能になりました。これらの機能により、作業者はより正確で詳細な情報を、遠隔地で視覚的に理解することが出来ます。

会場では、LA-6 LED信号タワーを、電子端末からいかに簡単に設定が出来るかということをデモンストレーションして頂きました。

このような専用ソフトウェア上で、ボタンひとつでLEDの色を簡単に変更し、光るタイミングや、光り方、色、パターン、アラーム音声の内容などカスタマイズすることが出来ます。

こちらのソフトウェアは専用ウェブサイトにて提供しています。
無料でダウンロードし、誰でも簡単に操作可能です。

専用ウェブサイト:https://www.patlite.com/la6/app.html

工場からオフィスへ

LED信号タワーが現場にてどのような形で使用されているか、実用例を会場にて紹介して頂きました。

・製造ラインにおける時間や残量表示
LA6シリーズなど、信号タワーは時間管理にも活用することが出来ます。下記は一例ですが、LEDの光で作業等の残り時間を伝達することで、視覚的に情報を共有し、作業効率の向上につなげることが可能です。

LEDの光で、タンク液の残量などを表示することも出来ます。数字で表す以上に、残量が一目で確認出来るため、ライン作業などにおいて、役立つことがよくわかりました。

写真は残量表示のデモンストレーション。
上から徐々に減っていく様子を担当者の方が再現してくださいました。

「多くの場合において、緑は『異常なし』、黄は『まぁまぁ』、赤は何かしら問題がある際に使われますが、もちろん、他の意味を持たせて、緑を異常時に使用してみたり、別の色にカスタマイズすることも問題ないですよ。ボタン一つで簡単に設定できます」とのこと。

・生産ラインでの遠隔的な情報収集
LR5-WDの送信機を既存のLED信号タワーに接続することにより、取得したデータはワイヤレスで他のデバイスに転送が可能です。ソフトウェア上で収集したデータをグラフなどの形式で整理出来ることにより、生産性を向上させることができ、視覚的に状況を判断することが出来ます。

・工場における収集ロケーション通知
PHC-D08シリーズなどのデバイスを接続することで、工場などの現場において、場所を指示することも可能になります。部品などの収集場所の指示を出す際には、信号の色ごとに意味を持たせ、物や棚といったより詳細なロケーションを通知することが出来るため、大きな工場における部品の収集等のミスを減らすことに繋がります。

・監視カメラ接続の警報装置
生産ラインや、現場に設置した監視カメラからLAN接続、またはHUBを介して、非常事態が発生した際に信号を受け取り通知することも出来ます。モニター等で複数の現場をオフィスで管理している場合、どの現場でどのようなエラーが出ているか気づきにくい場合がありますが、信号タワーを使用することで、視覚的に、かつ迅速に対応することが出来るようになります。

・複数個所に渡るコミュニケーター装置

前述したLA6-PoEシリーズの信号タワーはイーサネットを介して、他のLA6-PoEシリーズデバイスでミラーリングをすることが可能になりました。この機能を利用することで、機器情報を他の遠隔地に視覚的に伝達することが出来ます。
製造の現場に設置された各種機械(モニター、RFID、PC、バーコードなど)の情報は、PoEを介してオフィスで同様に受け取ることが出来ます。

・カスタマーサポートの現場にて
コールセンターでの顧客対応の場でもLED信号タワーは活用可能です。コールセンターでの対応が難しい問い合わせが発生した際に、ひとつの操作で他のスタッフやオフィスにアラートを発信し、迅速に対応サポートを依頼することが出来ます。顧客を待たせることなく、より確実な対応をすることが、サービスの向上と顧客への安心の提供に繋がります。

最後に

このように、信号とは言っても様々な用途、ニーズに合わせて、工場の現場や、オフィスにて活用出来ることがわかりました。
「多くの商品は、もとは工場で使われて何かエラーがあった時に遠くから見えるように光って音を鳴らして知らせるものだったけれど、今はそれだけじゃない。もっと離れたところやオフィスにまでリアルタイムで異常を知らせ、情報を伝達することが出来るようになった。それによって生産は向上し、提供できるサービスの質も向上してきたんだよ」と、担当者の方にはどのように変化してきたかを教えて頂きました。

1965年に最初の回転警示灯(パトライト)を発表して以来、長年にわたりPATLITEは「安心、安全、楽々」を企業理念として製品とサービスを提供し続けています。情報を視覚的に伝えるソリューションを長年追及してきたトップブランドが、今後グローバルな市場においてどのように時代の変革に合わせて進化していくか、これからも注目です。

SEMICON WESTとは

アメリカにおける、グローバルマイクロエレクトロニクス産業の国際展です。出展者数はおおよそ690社、約30,000人の人が訪れる展示会です。このイベントでは、半導体機器の市場に焦点を当て、通信、生産、部品、製品、新技術、サービスなど、半導体市場を中心とした企業が一同に集まります。
今年は2018年7月11日から13日までMoscone CenterのSouth、Northの二か所にて開催されました。

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