【IoT用語集】Bluemixとは?

はじめに

インターネットのクラウドサービスに関しては、色々な企業がそのプラットフォームを提供しており一種、乱立状態になっているといっても過言ではありません。

それぞれの企業が提供するクラウドサービスには共通部分もあるのですが、クラウドサービスを利用するものにとっては、特徴があって便利なものを選択したいものです。
今回は、Bluemixと呼ばれるIBMのクラウドサービスについて、紹介してまいります。

IBMが提供するBluemixについて

BluemixはIBSが提供するクラウドサービスのブランド名であり、商品名です。このIBMのBluemixはクラウドサービスのサービス総称で言いますと、Paasの分類に入ります。

では、クラウドサービスであるPaasは、どのようなものだったでしょうか。まずは、クラウドサービスであるPaasの内容についておさらいをしてみましょう。

Paas(Platform as a Service)について

PaasはPlatform as a Serviceの略称で、文字どおりOSなどのプラットフォームをクラウド環境で提供しているサービスのことを言います。

システムのアプリケーションを開発する場合、そのアプリケーションを動かす環境プラットフォームが提供されることにより、さらに安価に短時間でアプリケーションを開発することできます。

また環境プラットフォームには、OSの他にプログラム言語やデータベースまでも提供されていますので、環境に左右されないアプリケーションの開発をすることできます。

さらにこのプラットフォームをシステムを導入する企業が用意する必要もないため、システムの開発費やランニングコストの抑制にも繋がります。

IBMの特徴を生かしたBluemixについて

IBMという会社は、ITインフラの軸となる、ハードウエアを提供する企業として大変有名です。大型コンピューターやスーパーコンピュータなど、主にハードウエアの販売とメンテナンスに主眼をおく企業でした。

つまり、ハードウエアをいかに売るかがIBMの生業となっていました。新しい製品を次々とだし、古くなったハードウエアから交換するという流れでIBMは業績を伸ばしていきました。

さらにIBMはハードウエアの販売については、IT業界の先駆け的な存在でありましたのでその信頼性も高いものでした。

しかしながら、バブルが崩壊した後は企業の設備投資も抑制され、ハードウエアが売れない状況となりました。

さらに、IBM以外の競合他社も性能の高いハードウエアを販売しはじめたこともあり、次第にIBMのハードウエアの市場シェアも落とし、業績も下降することになってしまうのです。

BluemixがIBMの起爆剤に

クラウドサービスが広まりつつある中で、BluemixがIBMの経営状況を改善していくことになるのです。

一般企業にとっては、システムを導入する際にハードウエアを購入せずとも、システム利用という形態がとれるようになり、メリットを得られるようになりました。

例えば、ハードウェアは古くなるとどうするのでしょうか。これまでは、ハードウェアが古くなれば購入するという流れで、定期的に刷新するプロセスにあったでしょう。

この場合、減価償却という資産の目減りの関係や企業としてもハードウエアの更新費用は馬鹿になりませんので、コストを抑えたいという思惑からハードウエアの購入を控えるという動きもありました。

そのような中で、クラウドサービスとしてBluemixがIBMより販売されました。もともとハードウェアの性能、品質には優勢性をもったIBMですので、このクラウドサービスが提供され始め導入する企業も多くあります。

さらに、ハードウェア更新といったことも気にする必要がなくなったことにより、導入企業におけるコスト削減も実現できました。

Bluemixが他のクラウドサービスと違うところとは

企業においてもクラウドサービスを選定する際には、特徴や利点をもとに企業の戦略と合致するクラウドサービスを導入したいところです。

Bluemixの特徴としては、
①短期間でのアプリケーション開発ができるような工夫がなされているところ
②ハードウエアの信頼性
③セキュリティ対策です。

短期間での開発をサポートする、豊富な部品(API)が提供されていますので、これらのAPIを利用した開発が短期間の納期を実現させています。

またハードウェアの信頼性については、これまでのIBMの生業も含め、強靭な特徴であると言えます。そして今後、重要な対策として検討しなければならないのがセキュリティ対策です。

セキュリティ対策については、昨今のサイバーテロといった攻撃によるシステムダウンという最悪な結果にも繋がりかねません。

現に、一般企業や公共団体のホームページが改ざんされたり、システムへの攻撃によりシステムがダウンしてしまうケースは最近のニュースでもあります。

IBMのクラウド環境については、公益財団法人金融情報システムセンターの「金融機関等コンピューターシステムの安全対策基準・解説書」に基づき、監査法人からのお墨付きももらっていますので安全面においては高く評価されていると言えます。

まとめ

クラウドサービスを提供する企業はIBM以外にもたくさんありますが、利用する企業にとってはメリットがないと採用をしたいと思いません。

IBMが提供するBluemixもそのクラウドサービスの1つではありますが、IBMというこれまでの生業をもとにした特徴が大きく生かされているサービスと言えます。