【海外展示会2018】Universal Robots:安全性と生産性に長けた産業用ロボットアーム | Advanced Manufacturing NY

【海外展示会2018】Universal Robots:安全性と生産性に長けた産業用ロボットアーム | Advanced Manufacturing NY – 記事

ユニバーサルロボットはデンマークに拠点を置く産業用の小型アーム型ロボットのメーカーです。現在では世界50か国に事業所を構えており、昨年(2017年)の販売規模は1億7000万ドルでした。
大小を問わずあらゆる規模の企業に利用されるような産業用ロボット開発をめざし、生産性を高めていくアームロボットを開発・製造することを2005年の創業時より目標としてきました。その目標は今も変わっていません。その証拠に世界中でUR(ユニバーサルロボット)アームが1万台以上も活躍をしています。

URロボットファミリー

URロボットアームは3種類のメンバーから構成されています。一番小さいサイズのUR3, 真ん中サイズのUR5, 一番大きくて最大10キロまでモノを持ち上げることが出来るUR10です。今回のニューヨークの展示会ではUR3のデモンストレーションに多くの人が集まっていました。

UR3はテーブルの上にも乗ることが出来るような、小さいサイズのロボットです。細かいパーツの仕分け作業など絶対的な正確さを求められるような仕事、あるいは組み立て作業といった仕事場にぴったりの設計となっています。アームは各つなぎ目(関節)からそれぞれねじるような動きをし、360度回転出来るように設計されています。静かかつ滑らかな動きで、小さく限られたスペースの中で、驚くような柔軟性のある動きを見せてくれました。

指示を与えるコントローラー

安全性を配慮したやさしいロボット

仮にもし、ロボットと周囲のものが軽く接触した場合、ロボットは瞬時に止まるよう設計されています。実際、展示会のデモンストレーション中も、デモンストレーターが顧客に軽く触るようにお願いをしました。軽くやさしく触るような感覚でも、アームはその場で瞬時に止まりました。URのロボットは決して人間に危害を与えるようなことはしない、という信念が表れているようでした。
しかし実際にロボットと近距離で作業をする場合は、ロボットが入ってこられないよう壁があると、さらに安心して作業に集中できるはずです。そこでURでは“バーチャルウォール”を作りました。目には見えませんが、バーチャルウォールを設定することで、ロボットはその壁を超えるような動きをしなくなります。よって人との接触事故を確実に防ぐことが出来るようになりました。このような設計配慮のおかげで、人が怪我をするような危険性を取り除くことに成功しました。UR3と人間が共に安心してそれぞれの作業を行う、これぞ協調型産業ロボットと言えるでしょう。
UR3は最大3キロまで、UR5は最大5キロまでのものを動かすことが出来ます。
もし仮にロボットアームの一部にエラーが生じた場合、修理も容易に出来るように設計されています。まず、アームにあるURのキャップを外し、留め金を外します。エラーが生じている部分のパーツのみを送ってもらえれば、修理をした後、送り返します。このようなシンプルな方式により、時間も費用も抑えることが出来ます。

URロボットのプログラム

ロボットに実際にプログラムを搭載する前に、オンライン上で動きのシミュレーションを見ることが可能です。自分が求めている動きのシミュレーションを正確に再現できた場合、そのままUSBに保存し、ご自身のコンピューターからURを動かすことが出来ます。
それぞれの顧客のニーズに応じたプログラムをURに搭載することで、各々の必要なシステムを自由自在に選択、動きを加えることが出来ます。実際にURを利用されている顧客は約20%作業効率が向上した、と言っています。
ユニバーサルロボットはあくまでロボットとコントローラーを製造するにとどまり、プログラミングに関しては販売代理店がお客さんと相談のうえ決めることになります。仮に途中で新たな内容を加えたり、プログラミングに変更が必要となった場合でも基本的なプログラミングの知識があれば、顧客自身で変えることも可能です。動きの変更の度に代理店や製造会社にプログラムの書き換えを頼む必要がないので、時間も費用も大幅に抑えることが出来ます。

URロボットの業務例

URロボットアームにできない作業はほとんどない、と言っていいほど何でもこなしてしまいます。荷物の梱包、ラベル張り、実験室の分析などから研磨作業のような力加減の必要な作業でも均一的な作業結果を出しています。またプラスチック、木材、金属など様々な素材の組み立て業務に関してはプロセスのスピードと品質向上を図っています。URアームは“モノを掴んで、置く”といった作業をほぼ旋律的に行えるので、回数を重ねるごとに費やす時間を削減し、そして素材の無駄を省くことが出来るようにもなりました。

品質検査

URロボットアームに検査用のカメラが備わっているタイプだと、作業工程の段階で不良品および欠陥品を特定することが出来ます。作業段階で品質検査も行うことにより、高品質を保つことが出来ます。

URアカデミー

無数の可能性をもったURロボットアーム。使い方、プログラム方法など質問のある方には、オンライントレーニングのビデオを開始しました。利用は無料で24時間いつでもアクセスすることができます。

URがロボットアームを作る原動力はただひとつ。人間は人間にしか備わっていない素晴らしい脳を使って仕事をするべきである、といった信念です。人が開発したロボットが人に代わって正確・緻密な作業をし、その隣で人がプログラムをする。まさにそういった構図を実現しつつあるのがユニバーサルロボットでした。

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  • 【動画】ユニバーサルロボットとSickはIndustry 4.0の最前線でソリューションを提供
    https://mono-watch.com/6967/

  • 年次ロボット工学最新技術革新報告書によるソリューションの多様性、新規性、そしてインパクト性
    https://mono-watch.com/1375/

「Advanced Manufacturing New York 2018」展示会について

Advanced Manufacturing New York 2018は、アメリカ、東海岸最大級のデザイン&マニュファクチャリングイベントです。8000人以上の製造業エンジニアとビジネスパートナーシップを築きたい企業を結び付ける目的で開催されています。2018年度は、6月12日〜14日にアメリカ、ニューヨークのJACOB K. JAVITS CONVENTION CENTERにて行われました。